「結局はお金」そんなことを伝えるためにオレはネパールに行ったのではない。

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僕は、考えていた。
ネパールボランティアから帰国してからのこと。

問題はそれじゃない

 

僕たちは、この夏ネパールにボランティアをしに行った。
地震という日本になじみのある被害があったから、何か少しでも力になりたかった。
でも、実際に現地に行ってみると、僕が想像もしなかった大きな問題がそこにはあった。

 

大量のがれき、強風だけで壊せるようなぼろぼろのテント、古家に住む人々、精神ショックから半身不随になった人。

 

 

 

 

でも、本当はそんなことが問題じゃなかった。

 

 

 

 

 

本来ならば、帰国後すぐに僕はネパールの現状を日本の皆に伝えないといけないはずだった。どんな街の様子で、現地の人が何を必要としていて、僕たちには何ができるのかを。

 

日本語が堪能だったネパールの人にも言われた。

 

 

「日本にネパールの状況を伝えてほしい。」

 

 
でも、僕にはどうしてもその作業ができなかった。

 

 

 

ネパールにいるときに、色んな人と話をして回った。
簡単なネパール語で自己紹介したり、意味の分からないネパール語を教えられたりと、たわいない話から、真剣な話まで。

今何が必要で、困っていることは何か?

 

色んな事を聞き出して、ネパールの状況を日本に伝えようと考えていた。
そして、僕の情報をもとに少しでもネパールに興味を持ってもらったり、実際に現地に来てくれる人が増えればいいな、と考えていた。

 

 

 

でも、僕のその考えは次第に変化していった。

 

 

 

 

現地では、約20人ほどの人と話す機会を設けさせてもらった。
「今、一番困っていることは何ですか?何を必要としていますか?」

 

するとみんなが口をそろえてこう答えるんだ。

 

 

 

「新しい家が欲しい」

 

 

 

僕が訪れた村は比較的貧しい地域で、古い家が多かったため、多くの建物が破壊され、多くの人がテントや一時的な簡易ハウスに住んでいる。

 

だからみんな「新しい家が欲しい」と答えるんだ。

 

 

 

でも、同時にこうも答えるんだ。

 

 

 

 

 

「でもお金が無いから買えない」

 

 

 

 

 

正直な話、この村に住んでいる人は お金を望んでいたんだ。
お金があれば、新しい家も買えるし、家具もそろえられる。
今彼らが抱えている問題はすべてお金で解決できてしまうんだ。

 
僕は、日本にネパールの現状を伝えるときに、できるだけ多くの詳細を伝えようと考えていた。
でも、全てを伝えるとなると、結局のところ「お金が必要」っていう答えになってしまうんだ。

 

でも、僕はそれはなんか違うと思った。

 

だから、僕は考えていた。どう伝えれば、良いのか、何をすることが一番お互いにとって良い結果が生まれるのかを。

そして最近、自分の中で考えがまとまったから今日こうしてブログを書くことにした。

 

 

 

 

 

この村は、比較的貧しい地域だけど、農家が多いから食料には困らない。
でも、お金がないから新しい家には住めない。

 

 

ってか彼らは本当に家が欲しいのだろうか?

 
彼らは新しい家を欲しがっているが、欲しいとは言っているものの、そこに対して行動が伴っていないと僕は思う。
行動が伴っていないと言えば少し厳しく聞こえるかもしれないが、つまり僕が言いたいのは、彼らは本当は望んでいないのではないか、ということを僕は思った。

 
これには、似た例が日本にもある。

 

一般の人がベンツを欲しがるのと同じ感覚。

ベンツが欲しい。これは本当に思っていること。本当にベンツが欲しいと望んでいる。でも、そこまでの努力はしていないんだ。そこまで頭を働かせて行動をしていないんだ。

本当にベンツが欲している人はみんなベンツに乗っている。
でも普通の人は、働く時間を倍にしてまではベンツを望んでいないんだ。

 

あるに越したことはないけれど、無くても平気。

 

そんな感じなんだ。

 

 

 

そんな感覚をこの村でも感じた。

 

 

本当に欲しいものは、必死こいて何が何でも手に入れようとするのが人間だから。
その必死さなんて感じられることなく、「今何が必要?」

 

と聞かれたから、「新しい家が必要」と答えているのだと思う。

 

 

 

ネパールの大学生も言っていた。「ここの村の人は、口だけであまり働かないんだ。怠ける人が多いんだ。」(国民性ってものだと思うが)

 

だから、今の彼らには本当に必要なものは無いのかもしれない。

 

 

ネパールの人にとって、新しい家っていうのは、 ニーズじゃなくて、ウォンツ なのかな、って僕自身は思ったわけ。

 

 

 

でもその反面、ネパールの人の場合ははっきりと言えない部分もあるんだ。

 

そこには複雑な問題が絡み合っているから。

 

例えば、100万円を稼ぐ。(多分これくらいで家が建つと思う)となった時に、日本だったら、3、4か月でたまると思う。
今はパソコンがあればアフィリエイトとか物販でサラリーマンの給料以上に稼ぐことだってできるし、稼ぎ方もそこらじゅうにある。(継続して稼げるかは別として)
だから頭をフルに使って、考えて行動すればお金を稼ごうと思えば稼ぐことができる環境が日本にはある。

 

 

 

でも、ネパールでは話が全く違う。

 

 

 

アフィリエイトにしろ、物販にしろ、やり方なんて知らないし、そんな稼ぎ方があることさえも知らない。
情報を得る機会が少ないから、今まで通りの稼ぎ方しかわからないし、お金を稼ぐことが難しい。

 

また、教育の問題もあり、質の高い教育を受けていない人は最終的に土木関係にしか仕事が無い。つまり低賃金ってことなんだ。

教育が行き届いていなかったら考えることもできないし、欲しいものがあってもそこまでのプロセスが見つからないのだとも思う。

 

 

このような問題は、ネパールの経済状態や政府機関のやり方など、根本のところから生じているものだと思う。あと、国民性とかも。

 
つまり、何が言いたいかというと、今ネパールの人にとって一番必要なのは、「教育」だと僕は言いたい。

 

・一般教養

・考える力

・お金の勉強

 

 

そういったことの方が、必要なんじゃないかな、と感じた。

 

 

「家が欲しい」
「お金が欲しい」

 

 

と言っているけれど、僕たちが地震に対して同情して、お金を渡して新しい家を買ったとしても、そこにある問題はいつまでも解決されない。

むしろ、僕たちがお金を渡して今ある問題を解決してしまったら、結果的にネパールの発展を遅らせてしまうことになる恐れもある。

 

 

「家が欲しい、お金が欲しい」とネパールの人は言っていたし、本当に必要なんだと思うけれど、本当は「教育」の方が必要なんじゃないかな、と思った。

 

 

もう一つ僕が伝えたいこと

 

 

僕は、今回の答えを出すのにだいぶ時間がかかりました。伝えることは必要だと感じながらも、「結局はお金が必要」と言うことを日本に伝えるのはどうかと思ったからです。

 

それを伝えて、お金を払ってもらっても、問題解決につながらないとおもっていたから、そうは伝えたくありませんでした。

 

でも、ネパールの現状を伝えないといけないとも思っていたし、「お金が必要」ということを隠そうとも思わなかったからこそ、どうやって伝えたら良いのかを考えていました。

 

親や祖父や友達など、周りの人に話してみて、意見をもらって考え直して、自分の中で落とし込めたと思ったので、今こうして書きました。

 

 

僕は、本当に今ネパールに必要なのは「教育」なのだと思います。

それは、ただ単に学校に行くことだけではなく、色んな所で様々な教育が必要だと思っています、

 

でも、このブログを読んでくださっている人には、もう一つだけ伝えたいことがあります。
それは、”実際に現地に行ってほしい”ということです。

 

 

自分には教育が出来ない。とか自分にはそんな大きなことができないから、ネパールに行っても意味がないと思った方も少なからずいるかもしれませんが、僕は「教育」が必要だから教育を出来る人がネパールに行くべき。と言っているのではありません。

 

 

僕らがやったように、学校建設の手伝いなどのボランティア活動をすることや、実際に現地に行ってみることだけにも大きな意味はあると思います。
確かに、僕らはそんなに大したことなんてしていません。
でも、僕は思います。
国を変えること、教育を変えることももちろん大事なことだと思います。
でも、人を思いやって行動することはそれと同じくらいに大事なんじゃないかな、って思います。

 

自分たちを正当化しているつもりは1ミリもありませんし、自分たちがやったことを評価しているわけでもありません。

 

でも、実際に現地に行って、たとえ小さなことでも一緒になって手伝ったり、話をしたりするだけでも、現地の人に少しでも元気を与えられるし、お金には変えられないものがあると思います。
こうした少しの思いやりでも、ネパールの人の力になれますし、大きく言えば平和にもつながると思います。
僕たちと交流したネパールの人たちには「日本人は悪いやつだ」と言う人は絶対にいないと思いますし、むしろ良い印象を持ってくれた方がたくさんできたかと思います。(だと願ってます)
特に子供たちとはよく遊んだので、彼らが大人になった時に、日本人はおもろい良いやつだったとなってくれると思います。

そうした小さな人と人との関係から、国同士での良い関係が築けるのではないかな、と思います。

 

 

イラン・イラク戦争で、トルコ航空機が日本人を助けてくれたように。

 

 

だから、現地に行って大きなことができなかったとしても、とりあえず現地に行ってみることだけでも、そこには大きな価値があると思います。

 

 

 

本来ならば、現地の情報をもとに、次につなげられるような活動を作って、日本に伝えて、継続してサポートしていけるのが理想だったのかもしれませんが、僕たちの力不足のため、そこまでは出来ませんでした。
でも、このブログを読んでくれた人が少しでネパールに興味を持って、現地に行ってくれる人が増えたら嬉しく思います。

 

さいごに少しだけ

 

僕たちが主に活動していた学校

僕たちが主に活動していた学校

 

村、道路の様子

村、道路の様子

少し歩けばこんなところも

少し歩けばこんなところも

処理しきれないガレキの山

処理しきれないガレキの山

村の人が自分たちで作ったハウス

村の人が自分たちで作ったハウス

古い家はこんな感じに

古い家はこんな感じに

生きのびた家の中で絨毯を作っている人。

生きのびた家の中で絨毯を作っている人。

この子たちは孤児の子。放課後に宿題をしている様子。

この子たちは孤児の子。放課後に宿題をしている様子。

一緒にサッカーをした時の様子

一緒にサッカーをした時の様子

やぎ

やぎ

 

 

と、ざっとこんな感じの雰囲気の村です。優しい人が多く、治安も◎
もしも僕たちが行った村に興味を持ってくれた方がいれば、是非連絡して頂きたいと思います。
もっと細かい情報や、現地の人の連絡先、計画のお手伝い、などなどおせっかいにはならない程度で全力でサポートもさせていただきます。

 

また、ネパールのその他の地域に行きたいという方でも、僕達にできることがあれば協力させて頂くので、気軽に連絡してもらえたらと思います。

 

話だけでも聞いてみたいとか、その他雑談やトークショーだけでも受け付けていますので、連絡してもらえたら対応します。

 

 

というか連絡来たらめっちゃ喜びます。(笑)

 

いや、どしどし連絡待ってます。(笑)

 

 

お問い合わせ先  hook.lovely0502@gmail.com
では、最後まで読んでいただきありがとうございました。