日付:2018年9月26日〜10月1日
ルート:マチャメルート
使ったツアー会社:キリクライマーズ (Kili Climers and Safari LTD)
費用:1410ドル(入山料:830ドル+ツアー代:430ドル+チップ:150ドル)
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Contents
マチャメルート2日目の行程
今日は、マチャメキャンプ(3100m)からシラキャンプ(3845m)まで向かいます。
かかる時間は約6時間。森林限界を越え、ヒース帯(低木林)に行き、タンザニア第2の高峰メルー山(4,566m)を眺めながらゆるやかに登っていきます。
6:30 起床

2日目の朝、ひょんなことから、鼻詰まりも治り、ぐっすりと眠れたのでめちゃくちゃ気持ち良い朝が迎えられました。
「風邪、ここに来て治った!」と思わせるくらい元気になって目覚めました。そして、朝食を食べます。
朝食のメニューは、ソーセージ、スクランブルエッグ、トースト、おかゆ、フルーツに紅茶。
なかなかしっかりした朝食を食べたあとは、トイレを済ませたり、もろもろ準備をしてから出発!
7:30くらい ポレポレ登山開始!

※登山中、ガイドやポーターみんなが「Pole Pole」という掛け声を言いながら登って行きます。日本語に訳すと、「ゆっくり、ゆっくり」
今日は約700m高度を上げて、富士山よりも高いところを目指します。
細長い植生を横目に、石の階段の上をぐんぐんと上がっていきます。(ポレポレ)

ポーターは、僕たちのテントや食料、荷物を頭に担いで、足早に先々進んでいきます。めちゃくちゃ早くて、全然疲れないのが特徴。彼らは休憩もなかなか取りません。

そして少し登っていくと、緑豊かな植生と共に、雲海が見えます。これがマチャメルート特有の「景色が良い」ということなのかぁ。と思いながら、登ります。

写真に写っている山がメルー山(4566m)

雲海がすごい。とか感動しながら登っていきます。
風邪も治ったのか、めちゃくちゃ快調に足を進めて行きます。
とここで、、、
再び雨が降ってきます。。。。T_T
現地でレンタルしたレインコートを着るものの、時間が経つにつれて中まで染み込んでくる〜〜〜〜ので、めちゃくちゃ寒い!ってなります。
体温が奪われながらも、そのままあるき続けて、途中で岩場に隠れて休憩。

お着替えタイム
ガイドにアンダーアーマーを借りて、友達に新しいレインコートを借りて、ウルトラライトダウンを間に、服を着替えました。冷えた身体を温めたところで、再スタート!
とは言っても、、雨の中を歩くのは、寒く、体力もいつもよりかなり奪われます。寒さに耐えながらも歩き続けること1時間くらい・・・・・

目的地の「シラキャンプ(3845m)」に到着しました。
シラキャンプに到着
キャンプ場についたのですが、キャンプ場は霧がかかっていて、雨がパラパラ降っている状態。
こんな感じです↓↓このあと猛烈に雨が降ってきます。。。

チェックインを済ませた後は、トイレの屋根の下で着替えて、昼飯をいただきました。

2日目の昼ごはんがこちら
スパゲッティー、野菜などなど。(正確な献立が思い出せないので割愛させていただきます。)
この昼飯が結構美味しくて、ガツガツ食べました。(これが最後の食事になるなんて思ってもいませんでしたが。)
と、昼飯を食べた後は、今回一緒に登山をすることになった、だいすけと色んな話をした後、身体が冷えてきたので、テントに戻ることに。。。。
悪夢の高山病の始まり…
テントに戻ると、なぜか急に頭がかち割れそうなほど痛くなってきました。
そう、これが噂の高山病。
2日目は一番元気だったのですが、テントについて、体温が下がってきてから強烈な頭痛に襲われ始めます。
39℃の熱が出たときのように、頭がガンガンと唸り、寒気が襲ってきます。そこから寝袋の中で寝込むことにしたのですが、天候が悪く、雨が強くなり、テント内のマットや寝袋が雨に侵食されていきました、、、、(キツイ)
寝袋の足元がビチョビチョだし、寒い。けど、頭が痛すぎてそれどころじゃない。というか半ば、どーでも良い。って感じになってきます。
途中、ポーターの一人がテント内を速乾タオルみたいなもので拭いてくれたので、水の侵食からは救われることになったのですが、頭痛は治ることなく、継続します。
そのまま寝続けたのですが、なかなか治らず。
夜ご飯の時間
夜飯の時間になっても、食欲が出てこなくなり、
わざわざ友達がスープを持って来てくれるも、スープの匂いで吐きそうになる自分。仕方なく持って帰ってもらうことに。(ほんと申し訳ない)
タンザニアの薬に勘ぐる
頭が痛すぎて、食欲もなく、「とにかく寝ていたい。」と思っていたのですが、そこにガイドの一人が着て、「これを飲め」と一粒の薬を差し出してきました。
「Painkillerだ。」と言って、持ってきたのですが、ご飯を食べていない状態で、しかも外国の薬を飲まされることに抵抗を感じて、「これ飲んで死なないか?」「副作用とか大丈夫?」的なことが頭によぎりまくります。
海外の薬を(しかもどんな薬かもわからない中)飲むのが怖かったので、「OK」ととりあえずの返事をして、あとで飲む。と言ったのですが、「今ここで飲め!」と言われますw
ここは、タンザニア。日本じゃない。しかも富士山よりも標高が高いところで、意味わからん薬を飲まされて副作用とかあったら助からんのちゃうん?と勘ぐりに勘ぐったので、薬を飲むふりをして一旦ガイドをごまかしましたwww
それでガイドの人は帰っていったのですが、激しい頭痛は残ったまま。頭がかち割れそうなほど痛かったので、飲んだ方が良いんじゃないか?という自分もいました。
で、迷いに迷った挙げ句、友達の助言もあり、「これで副作用とか出て、最悪の事態になっても良い。」という覚悟を決めて結局飲むことにしました。
ただ、頭痛がガンガン鳴り響く中、食欲も出てこない、お腹が気持ち悪い。まじで辛い。地上に戻って酸素濃度の高い空気を吸いたい。そんな状況に変わりはなく、本当に死ぬかも知れない。と思ったので、僕は友達にこう告げました。
「明日下山するかもしれへん。多分下山すると思うわ」
「山には執着するな」という言葉をよく耳にしていたので、無理して命を落とすことだけは避けようと思って、下山を考えていました。
そしてその日は、眠りにつくことに…
3日目の記事はこちら↓↓