心理的財布の面白い事例を紹介します!お金と人間の心理について

ども!ふくとです(@fukuto2)

 

海外旅行に行った時、たった100円のために必死で値切り交渉をする…。

円換算すれば50円くらいの値段でも、ぼったくられたら、腹を立ててしまう…。

 

でも、ユニバに行くと、500mlのお茶に平気で250円を払ったり…。

高級レストランでは、1000円のグラスワインを何杯も頼んだり…。

 

人間の金銭感覚っておかしい…って思ったことありませんか?

 

今日は、これらの謎を解消すべく、お金と人間の心理について考えてみたいと思います。

テーマは、「心理的財布」

同じ支払額でも、支払いに伴う痛みや、満足度が変わってくるという話です。

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人間には、実際にもっている財布とは別に「心理的財布」を持っている

心理的財布(しんりてきさいふ)とはマーケティング用語の一つ。これは一人の消費者が所持している財布が一つであっても、購入する商品の種類ごとに心理的に複数の財布を持っているという概念である wikipediaより引用

簡単に言うと、同じ商品を買うにしても、状況などが変われば、支払いに伴う痛みや満足度が変わってくるということです。

例えば、3万円の高級寿司を食べに行くとき。

汗水たらして頑張って30時間労働して手に入れた3万円で食べる寿司と、

たまたまギャンブルで儲けた3万円で食べる寿司だと、支払いの痛みが違いますよね。

そんな感じです。

ビールで例えると…

Photo by rawpixel on Unsplash

ビールを例にすると、同じ量のビールでも、家で飲む時は、缶ビール一本200円程度のものを買うと思います。

でも、外でビールを飲むときは、一杯500円とかで注文しますよね。

もしも、家で飲む用の缶ビールが500円でしか手に入らないってなると、高く感じると思います。

でも、居酒屋に行って、ビールが一杯500円でもあまり高く感じないと思うんです。

 

これは、家でビールを飲むときは、心の財布では「一般会計」(生活費・固定費)としてカウントされるので、出費は低めに抑えられます。

それに対して、居酒屋で飲むビールは、「娯楽」としての出費にカウントされます。

なので、居酒屋で飲むビールは、値段が高くても「高い」と感じにくく、その価格に不満を持つことなく、満足できるということです。

「心理的財布」はそれぞれの人の心の中にあり、人それぞれ棲み分け方が違う

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同じ財布から出ているお金であっても、心理的財布の中では、「一般会計」や「娯楽」に棲み分けがされたり、それぞれの適正価格や、満足度が変わってきたりするんですね。

なので、同じ価格でもある人にとっては、安く感じる一方で、ある人にとっては、ボッタくりやん!って感じることがあったりもします。

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心理的財布を理解する代表的な事例

ここで、心理的財布の代表格である例を見ていきたいと思います。

これは、行動経済学者で有名なダニエル・カーネマンの行った実験です。

あなたも登場人物になった気分で、一緒に考えてみてくださいね。

とある女性の話です。

その女性は、舞台Xをみるために、チケットを事前に購入していました。

値段は、16,000円でした。

舞台の当日、舞台を楽しみしていた女性は、劇場に向かいました。

しかし、劇場についた女性は、入場ゲートの前でチケットを無くしたことに気づきます。

バッグの中身を逆さにしたりして、探しましたが、チケットは見つかりません。どこにもありませんでした。

女性は途方にくれました。

もしも、舞台を見たいのであれば、新たにチケットを買う必要があるからです。

つまり、さらに16,000円を支払わないといけない状況になりました。
(クレジットカードも可)(実質32,000円の負担になるということです)

この場合、あなたなら追加で16,000円を払いますか?  -参照 「193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実」

この実験に参加した人の9割は、追加料金を払うことを渋って、舞台を見るのを見合わせました。

では、次のケースはどうでしょうか?

 

今回は、女性は前売りチケットを買っていません。代わりに、16,000円の現金を持って、会場で当日券を買う予定でした。

しかし、会場に着いて財布を開けてみると、どういうわけかお金がありません。

どこかでお金を落としてしまったのです。

代わりに、財布にあったクレジットカードでなら払うことができます。

このような状況の時、あなたならどうしますか? -参照 「193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実」より

 

先程と同じメンバーに「この場合にお金を払うか?」聞いたところ、5割以上の人は、チケットを購入することにしました。

 

どちらのケースも、32,000円の支出には代わりありません。

でも、はじめのケースではお金の支払いに抵抗がありますが、もう一方のケースでは、お金を支払うことにあまり抵抗を感じなかったのではないでしょうか?

このような現象は、心理的財布が関係している代表的な例です。

この2つのケースでは、何が違ったのか?

第一のケースでは、チケット代金を払う時に「娯楽」の勘定から引き下ろされます。

しかしチケットをなくしてしまったことで、すでに支払った「娯楽」の勘定から更に払わないといけないので、無駄遣いをしてしまったように感じてしまうのです。

 

第二のケースでは、なくしてしまったお金の勘定は「一般」から引き下ろされたと考えられます。

なぜなら、「娯楽」としての支払いをしていないから。不注意で無くしたお金は一般会計として計算されたのです。

なので、「娯楽」の勘定にはまだ残高があるという解釈が心でされたので、支払いをしても良いだろう。という気が出てくるんですね。

支払額が同じであっても、状況や条件が変われば、人が感じる満足度や感情が変わってくるとはこういうことです。

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お金と人間の心理は複雑に関わっている

Photo by Sharon McCutcheon on Unsplash

上の例のように、お金と人間の心理は複雑に絡んでいます。

これだけでなく、世の中には、お金と人間の心理を利用した価格設定やサービス設計がたくさん仕掛けられています。

なので、お金と人間の関係を理解していないと、知らない間に損をしていたり、無駄に多く支払いさせられたりってこともあったりします。

 

例えば、

なぜレストランの食べ放題のコースには、3つのコースが用意されているのか?

あなたは知っていますか?

そして、ほとんどのお客さんは中間の値段のコースを選ぶようになっています。

もちろん、ほとんどのお店にとって中間の値段が一番利益率が高く設定されています。

お金と人間の心理を上手く利用して、意図的にコースを用意して、消費者がお店にとって一番都合の良い値段を選ぶように設計されているんですね。

 

他にも、

✔なぜ同じ商品でも、高いお金を払った方が満足度が高くなるのか?

✔なぜ、金銭的報酬が、人間のやる気や内発的動機を削いでしまうのか?

✔幸せになるためのお金の使い方とは?

 

などなど、人間の心理とお金について様々な研究がすでに行われていたりします。

もしも、人間の心理とお金ついて興味がある人は、「193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実」という本を読んでみると、良いと思います。

この本を読み終わった頃には、お金に関する見方や、世の中の見え方も少し変わると思いますよ。

豊富な研究結果が書かれており、メンタリストのDAIGOさんもおすすめされていた本です。

気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

ABOUTこの記事をかいた人

未だ人生の中で同名に出会ったことがない”ふくと”という名前を持つ大学生。アフィリエイトの最高月収は23万。TOEIC925点。世界25カ国の渡航経験と米国留学経験があります。純ジャパですが、顔が”東南アジア系ハーフ”とよく間違えられます。